昨日、日曜日ながら、『4時間で身につける英語力と会計力 入門講座』を
アカデミーヒルズで開催しました。
アカデミーヒルズでのオール英語の会計クラスは今年で3回目。
思えば、第1回の記念すべき開講の前日に震災が起き、いったんとん挫したものの、
何とかリスケで設定し直して開講に至ったという経緯があります。
昨日も約20名の受講者に参加してもらいました。
今年度は比較的普段から英語を使う環境にある方が多かったからでしょうか。
驚くことに、アンケート項目の良かった点のリストの中でも、全員が
「講師の話がわかりやすかった」
に丸をしてくれてました。
英語で会計を学ぶという二重の障壁があるにもかかわらず、全員が
話しがわかりやすいと言ってくれるのは、講師冥利に尽きる一方で、
参加者の意識やレベルの高さを改めて思わされるものです。
英語で学ぶ=ネイティブ講師となりがちですが、私はきちんとした英語で
デリバリできる講師であれば、日本人から学ぶメリットの方が大きいと、
過去の経験から考えています。
主な理由としては、
① 日本人が会計を学ぶ、あるいは英語で会計を学ぶ際に、
どこでつまづくかがすべてわかっている。
② 日本人が日本人のペースに合って話し、時にスピードを速めたり、
同じところを何度も繰り返して説明するなど、学習効果最大化のための
気配りができる。
③ ネイティブ講師=英語のプロではあるが、会計を双方向形式でteachingできる
プロかというと、国内でそうした人材を見つけるのは容易でない。
などです。
実は同じような理由から、今年の夏に国内総合電機トップメーカーにおいて、
すべて英語で会計とファイナンスを教える機会をいただきました。
アカウンティングとファイナンスを2日間英語でみっちりディスカッション
しながら教える機会。
そうしたチャンスをいただけることはとても光栄なことですし、
その期待に答えなくてはいけません。
どうしたら同社のグローバル化推進のための最高の学びとなるのか。
今から構想を少しずつ進めているところです。
さて今日のアンケートを見ると、
「進行がもう少し早めだとより深くまで切り込める」という方もあれば、
「もう少しゆっくりとした解説があればなお良かった」というコメントもあります。
避けられない事態ではありますが、それでも講師としては両者に満足してもらうには、
どういう仕掛けが必要だろうか? をいつでも考えていたいものです。
(それが億劫になったら、講師は引退したほうが良いでしょう。)
その他アンケートには、うれしいコメントもたくさんありました。
「扱う会社を変えてまた開催して欲しい」
「同じテーマのものがあればまた受講したい」
「具体例も出てとてもわかりやすかった。シリーズで英語でのいろいろな視点
からの会計分析等を細かくお願いします」
「ご著書も読ませていただこうと思いました」
20~30代の方が参加者の大部分でした。彼ら・彼女らの将来の仕事やキャリア
おける、飛躍の機会となっていれば、うれしい限りです。
一方で、50代の企業代表者の方の参加もありました。
いくつになっても、学ぶ姿勢をお持ちであることは素晴らしいことだと思います。
私も見倣っていきたいと思います。(今年は久しぶりにゴルフも学ぼうかと。。。)
さて、今週22日(土)の午後には、ダイヤモンド社(神宮前)にて、
を開催します。
本コースは、海外企業の決算書を7割型は日本語で解説していきます。
英語に障壁を感じる方でも、よりリラックスして参加していただけると思います。
また、アカデミーヒルズでは、来月16日(土)に日本語による会計クラスを開催します。
併せてどうぞご参照ください。