Accounting
ビジネススクールで身につける会計力と戦略思考力 ビジネスモデル編
本書は、優れたビジネスモデルを保有する実在する企業の実際の決算書が、どういった決算書の構造によって形成されているかを学ぶことに主眼を置いています。企業のビジネスモデルと決算数値の関係性を考察するアプローチが習得できれば、それはあらゆるビジネスモデルの分析にも応用できるものです。本書では9のステージで、合計20の企業や30の業界を見ていきます。
本書のケーススタディに登場する20の企業(掲載順)
三越伊勢丹|ユニクロ(ファーストリテイリング)|しまむら
ABCマート(エービーシー・マート)|ニトリ|JINS(ジェイアイエヌ)
ウォルマート|H&M
イオンリテール|イオンモール
スタートトゥデイ|台湾ホンハイ
わらべや日洋|カルビー
JR東日本|JR東海|JR西日本
三菱食品|コマツ|ソフトバンク
戦略思考で読み解く経営分析入門
企業の実態をつかむロジカル・アカウンティング!
会計指標の算出方法から業界別平均値、分析のフレームワークまで、決算書を読みこなす技術を有名企業の事例で解説。
本書で取り上げる12の重要指標とケース企業
売上高総利益率(任天堂)、売上高販管費率(資生堂)、損益分岐点比率(ソニー)、EBITDAマージン(日本たばこ産業)、総資産回転率(東日本旅客鉄道)、キャッシュ・コンバージョン・サイクル(メディセオ・パルタックホールディングス)、棚卸資産回転期間(キヤノン)、有形固定資産回転率(オリエンタルランド)、固定長期適合率(イオン)、DEレシオ(キリンホールディングス)、インタレスト・カバレッジ・レシオ(新日本製鐵)、フリー・キャッシュフロー成長率(ヤフー)、また各章最後にはアサヒビールの分析を掲載。
Corporate Finance
ビジネススクールで身につける ファイナンス×事業数値化力
年間40社ほどの企業を訪問して、企業内研修の講師を務める機会を得ています。選抜研修ともなれば、選りすぐりのビジネスパーソンたちが集まり、自ずと多忙な人たちの集合となります。そうした人たちの貴重な時間を研修の場に費やす以上、本で学べるファイナンスの基本的な理論や、最初からつまずくと分かっているFAQは、事前にある程度クリアした状態にしておきたい。研修の場は、自社や他社のケースを用いた、実践的な事業数値化力に重きを置きたい。絶対の正解のない企業活動を様々な角度から考察し、自分の考えを述べ、仲間から異なる意見を聞いて、そして大いに議論することがビジネススクールの醍醐味であり、企業活動に通ずるものです。これが本書の執筆をする上で、私の根底にあった考えです。
小難しい理論を分かりやすく伝えられるように、私が実際にビジネススクールの場で経験してきた学生とのやりとりを数多く入れました。ファイナンスをテーマとした本の執筆を行うにあたり、「日本のファイナンス力を高めるために、私が提供できるコンテンツはいったい何か?」と問いかけ、至った結論が本書の内容であり、構成です。社会人学生たちと行ってきた56のFAQについて、学生とのインタラクティブなやり取りを中心として考え方や意義を伝えています。